顎関節症の原因・治療法について

こんにちは、いちろう歯科の高田です。
今回は現代病とも言える顎関節症についてです。

皆さんは、朝起きた時に口が開けずらかったり、顎がずーんと痛んだ事がありませんか?
また、口を開閉する時に耳の前あたりがカクカクと音が鳴る事は?
実はこれらは、全て顎関節症と呼ばれる症状なのです。
痛みを起こす部位により、顎の周りの筋肉が原因だったり、顎の骨の関節が原因だったりと様々ですが、総称して顎関節症と呼んでいます。

顎関節症の原因は?

多く見られるのは精神的なストレスからくる噛み締めや、日常の行動要因です。
頬杖をつく、うつぶせ寝、下向きでのスマホやパソコンの長時間操作、片側での噛み癖等……。
吹奏楽器や、バイオリン演奏等も顎関節症の要因の1つです。

顎関節症は治療した方が良いの?

顎関節症で1番多いのが、顎の関節そのものの問題です。

顎関節の骨と骨の間には、関節円板という軟らかい繊維組織があります。膝のお皿のようなものです。
この関節円板がある事で、口を開けたり閉じたりする時に骨への圧力をカバーしてスムーズに動けるようにしてくれているのです。
さて、顎関節症になり関節円板の位置がズレてしまうと、口の開閉の際引っかかって、カクン、と音が鳴ったり、骨が直接ぶつかってシャリシャリ削れたり、痛みが生じたりします。
カクン、とズレた音がするだけでしたら、関節円板が引っかかりながらも元の位置に戻っていっているため、まだ初期の段階です。
しかし、口を大きく開けられなくなったり、シャリシャリ削れる音がするなどの場合は、骨にまで影響が出てきている為、早めの治療が必要になります。
また、2番目に多いのが咀嚼筋と呼ばれる、噛む時に使う筋肉に痛みが出る場合です。
食いしばりにより、こめかみ(側頭筋)や頬(咬筋)に痛みが生じるのですが、頭痛や肩凝り等も併発して起こったり日常生活に支障が出てしまう為、こちらも早めの治療が必要になります。

顎関節症の治療法は?

日中、無意識に上下の歯を接触させたり噛み締めたりしてしまう方は、家の中に「歯を離す!」等の張り紙をして意識改善してみましょう。
また、夜間の噛み締め・歯ぎしりは自分では改善が難しい為、歯科医院でマウスピースを作成し、就寝時に使用してみるのも良いでしょう。
左右のバランスが崩れた姿勢も良く無いので、心当たりのある方は日頃から意識してみて下さい。
また、カクカク音が気になってつい顎を鳴らしてしまう方が居ますが、日常生活以外で余分な負担をかけるのはNGです!
普段は安静にして顎を休ませましょう。

筋肉の痛みに関しては、咀嚼筋を揉みほぐしたり温めるセルフケアの他、重症の方は口腔外科で筋弛緩薬を処方して貰ったり、マイオモニターという咀嚼筋の血行を改善する低周波治療も保険治療で受けられます。
まずはお近くの歯科医院で相談してみましょう。

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