中学生以上になると、これまでの生活習慣の中で、お口の環境はほぼできあがっている状態になります。とはいえ、この時期からでもお口の環境を改善することは可能です。
改善のためには、これまでの生活習慣の中でできあがっている環境を、科学的に数値として把握することが重要になります。歯科ドックでは虫歯の実体を把握してコントロールする学問をもとにしたリスク数値(カリオグラム)を測定し、個別に対処することでお口の環境を改善させていきます。
逆に言えば、お口の中の虫歯菌の数や、患者さん自身の唾液の力などをご自身で把握しなければ、歯を守ることは難しいのです。客観的数値をもって現状を把握することで、原因からその対処法までを明確にしていきましょう。これらによって、虫歯は100%予防できるものであるとされています。
唾液検査の流れ
唾液検査で調べる「ミュータンス菌」と「ラクトバチラス菌」はそれぞれ虫歯菌の一種ですが、
作用する働きが違います。
ミュータンス菌で虫歯が作られ、ラクトバチラス菌で虫歯がより拡大していくのです。
どちらの菌も少ない方が、虫歯のリスクを低くできるということです。
口臭検査の流れ