衛生士=未病医!?

当医院の衛生士に対する僕の考えは未病医です。

未病科なんてものはありませんので、未病医もそんなものは実際存在しませんが、僕はこれからの時代に絶対必要な存在だと考えています。

例えば糖尿になってしまったものを治療するのは専門医ですが、それを未然に防いでいく存在が現在の医療業界には存在せず、そこを担当するのが未病医、そしてこの未病医を担うのは衛生士が適任だと言う事です。

そこで今回は「僕の考える未病医としての衛生士とは?」についてのお話です。

ではなぜ衛生士が適任か?

例えば生活習慣病ですが、厚労省が出している生活習慣病の定義を下記にあげます

「食習慣、運動、休養、飲酒、喫煙、歯の健康、がその発症・進行に関与する疾患群」

これが生活習慣病の根本原因でもあり、ここをしっかり押さえておくことで生活習慣病は未然に防ぐ=予防できるという事になるんです。

そしてこれらに様々な形で関り貢献できるのがまさに衛生士です!

最初の5つ「食習慣、運動、休養、飲酒、喫煙」の対応はすべて保険指導となりますが、保険指導は衛生士が常日頃行っているもので、ここに上げたものもすべて対応できる教育も受けています。

最後の「歯の健康」はまさに歯科医療であり、その中でも予防は衛生士が中心を担っている所です。口腔内の健康維持はメタボリックドミノの最上流にあるところでもあり、ここで食い止めるゲートキーパーとして衛生士が適任という事です

そして今や生活習慣病から、癌やリウマチ、認知症まで、その原因のほとんどが慢性炎症から来ているということが解ってきており、その慢性炎症の原因の一つが口腔内です。

衛生士は、口腔内バイオフィルム(菌の塊)のコントロールと共にマイクロバイオーム(菌叢)のコントロールへと口腔内細菌の量や質の改善、維持から口腔内環境改善、維持が可能で、これは慢性炎症・菌血症などのコントロールや免疫力強化へと繋がっていきます。

口腔内フレイルからの全身フレイル予防、生活習慣病予防、アンチエイジング、健康寿命の伸長から、人生100年時代のQOL向上や伸び続ける医療費の削減にも繋がりますし社会的貢献度は凄まじく大きいと思いませんか?

歯科衛生士の持つポテンシャルは実はとても大きいのですが、現状あまり活かしきれていない部分が多くあり過ぎると思うんです。

これからの時代が医療に求めている部分がまさにそこにあり、ここに衛生士の持つポテンシャルを活かしていく事は社会的意義も貢献度も大きく、歯科医院を経営している者としては取り組んでいかなければいけない所と考えてます。 

これらが前回お話しした予防歯科の有益性と言う所の一つでもあるのですが、これからは衛生士=未病医として歯科衛生士が大いに活躍し大きく社会に貢献していく時代なのです!

 

今回はここまで。ではまた

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