いちろう歯科の滅菌室

器具の滅菌

 

こんにちは。いちろう歯科クリーンキーパー担当の丸山です😊
 
普段、皆さんが治療や予防処置にご来院の際に使用している器具類を消毒・滅菌していますがどのような手順で行っているか知る機会は少ないと思うのでご紹介させていただきます✨ 

 まず、使用後の器具類は滅菌室にアシスタントが持ってきます。 

STEP1 たんぱく質の分解

器具類を除菌水で洗浄後、超音波洗浄器の機械に入れ振動でたんぱく質等の汚れを落とします。
 中の液体は水道水ではなく、精製水と除菌水です。 
さらに液体を温める機能もあるので汚れが落ちやすくなっています。

↓超音波洗浄器

 

洗浄ができていないままだと汚れが固着し滅菌不良につながるので細心の注意を心掛けています。


STEP2 滅菌機で最終滅菌


超音波洗浄機後は、オートクレーブという滅菌機で高圧蒸気滅菌器ともいわれる機械で滅菌します。 
加熱前に真空と蒸気の注入を繰り返すことにより、滅菌蒸気が十分に届く設計になっています。
その飽和蒸気によって高温・高圧にすることで器具類の滅菌、微生物の殺菌などを行います。
器具の種類によって、滅菌バッグ(片側フィルム、片側滅菌紙)に入れてからオートクレーブにかけます。

 ↓オートクレーブ

滅菌とは物質中の全ての微生物を殺菌、除去し限りなくゼロに近づける事。
 殺菌とは菌やウィルスを死滅させる事。


STEP3 ハンドピースの滅菌


また、皆さんが治療で歯を削る時に使用するハンドピースや、予防処置で歯石取りをする時に使用するハンドピースは
DAC Universal(ダックユニバーサル)というハンドピース専用の滅菌器を使用しています。
 

↓DAC Universal        ↓ハンドピース

    

ハンドピースの外部洗浄だけでなく内部洗浄もし、高温で滅菌処理をするので、
滅菌終了後にすぐ触ると火傷をするくらい熱いです😖
 

 

滅菌後の器具類は、物によって保管方法は異なりますが、患者様に使用する基本セット 
(バキューム、ミラー、ピンセット、エキスカ、探針)は包装が破損しないように、 湿気やホコリの影響を受けないように、
引き出しに入れて保管・使用しています。

 

 新型コロナウィルスが世界中で感染拡大し、今まで経験したことの無いマスク生活、 密を避けての生活が、
5月から5類に指定され緩和されましたね。
蒸し暑い季節が近づいてきていますが、、最近、第9波がきているとニュースで知りました。
 新型コロナウィルスが流行る前から、患者様に後ろめたさのない滅菌業務をしたいと思い日々仕事をしています。
 いちろう歯科にご来院される患者様が少しでも不安が無くなり、笑顔で帰っていただけるような環境を作れるように
したいと思っています。 

 

 

 

 

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