こんにちは。名古屋市天白区にある「医療法人IDG いちろう歯科・矯正歯科」です。
歯磨きの後、うがいは何回していますか?
多くの方が無意識に2~3回、もしくは口の中がすっきりするまで何度もゆすいでいるのではないでしょうか?
私は家族が3回ゆすいでいたので特に何も思わず3回ゆすいでいました。
実は今は、うがいは1回で十分、むしろ少ない方がいいという考え方が主流になっています。
今回はその理由と、正しい歯磨き後の習慣についてお話します。

なぜ「うがい1回」がおすすめなのか?

ポイントはフッ素
現在市販されている歯磨き粉の多くにはむし歯予防に欠かせないフッ素が配合されています。
フッ素は歯の表面(エナメル質)に作用し、
・歯質を強くし、溶けにくい歯にする
・初期むし歯を修復する(再石灰化)※再石灰化とは食事などで酸性に傾き、溶けだした歯の表面のミネラル成分を唾液の力で再び歯にとりこみ、初期のむし歯を修復・強化する自然治癒
・むし歯菌の働きを弱める
といった大切な役割を果たします。
ところが、歯磨き後に何度もうがいをしてしまうと、せっかく歯についたフッ素まで洗い流してしまうのです。
つまり、うがいのしすぎはむし歯予防効果を自ら下げている習慣といもいえます。
また、歯磨き後、1~2時間は飲食を控えると効果的ですので間食は控えましょう。
フッ素は身体に悪い?

国によってフッ素に対する規制が異なり、適切な量のフッ素添加は安全であり用法・用量を守ればむし歯予防に非常に有効です。
正しい歯磨き後のうがい方法

歯科的におすすめされている方法はとてもシンプルです。
1.歯磨き粉を使っていつも通り丁寧に歯を磨く
2.水は少量(ペットボトルのキャップ1~2杯分位)
3.軽く1回だけゆすいで吐き出す
この方法なら、口の中の泡や汚れは最低限取り除きつつフッ素を歯にしっかり残すことができます。
他に、歯磨き後すぐに洗口液を使うと歯磨き粉のフッ素効果を弱める可能性があるため、使用するタイミングは歯磨き後1~2時間経ってから又は歯磨きと別のタイミング(外出先から帰宅後など)がおすすめです。
まとめ|うがいは1回「少ない水」が歯を守る

強いうがいや何度もゆすぐ習慣は「口の中を完全に洗い流したい」という感覚からきていることが多いです。
しかし、スッキリ感とむし歯予防効果は別物。
大切なのは汚れを落とした後に有効成分を口に残す事です。
特に就寝前は睡眠中に唾液の分泌が減り、むし歯菌が活動しやすくなります。
夜の歯磨き後こそ、うがい1回を意識することでむし歯リスクを大きく下げることができます。
少ない水ですすぐのも最初は気持ち悪さが残りますが、毎回やっていくうちに慣れると思いますので習慣にしましょう。
また、毎日の歯磨きで汚れを取ることが何よりも大切ですが、定期的に歯医者さんへ通いクリーニングしてもらえばより安心ですので通ってくださいね。






