フッ素でむし歯予防を!

こんにちは!いちろう歯科、歯科衛生士の請井です🌷

 

4月は新学期・新生活が始まった方も多いかと思いますがいかがお過ごしでしょうか?

環境や生活習慣が変わったことでのむし歯ができやすい状況になっていませんか?

今回はむし歯予防に重要な【フッ素】についてお話します✨

 

まず、フッ素はどんな働きをしてくれるかというと…

・歯のカルシウムやリンなどのミネラルが溶け出す(脱灰)のを抑制する

・唾液中のカルシウムを歯に取り込む(再石灰化)を促進して歯の質を強くする

むし歯菌の活動を抑制する

まさにむし歯予防にはうってつけですよね😳

特に乳歯や生えたばかりの永久歯は歯の質が軟らかいので、フッ素を取り入れて丈夫な歯にしましょう!

毎日の歯磨きの時に「フッ素入りの歯磨き粉」を使っているから大丈夫!!

...と思うのですが、フッ素の効果をしっかり発揮するには正しい使用方法があるのです💡

 

POINT① 高濃度フッ素であること

歯磨き粉に入っているフッ素の濃度は全て同じではありません。

一般的にドラッグストアなどで購入できるものは大人用の物で900ppm程です。(ppmというのがフッ素濃度の単位で、1ppm=0.0001%)

しかし薬事法で定められている濃度の上限は1500ppmです。

ちなみに1000ppmを超える濃度の場合、500ppm濃度が上昇するごとに予防効果が6%増加すると言われています。(WHOテクニカルレポートより)

そしたら濃度が高い方がいいですよね?歯科医院で販売している歯磨き粉は1450ppmの高濃度のフッ素が含まれている物が多いです。

フッ素の濃度と合わせて他の成分の違いもあるので、ご自身に合ったものを衛生士に選んでもらうことをおすすめします🎀

6歳未満のお子さんは高濃度フッ素配合の歯磨き粉は使用できません。

 6歳未満:500ppm 6~14歳:950ppm の物を使いましょう!

 

 

POINT② 少量洗口

せっかく高濃度のフッ素を使ったのに、たくさんのお水で何回もお口をゆすいでしまうと…

歯にはほとんどフッ素が取り込まれず、お水と一緒に外へ出てしまうのです😭

しっかりフッ素を取り入れるためには、約15mlのお水(目安として…大さじ1杯、ペットボトルの蓋2杯分)で1回ゆすぐだけにしましょう🤗

さらにゆすいだ後、最低でも30分飲食を控えるとさらに効果的です!

 

皆さんはフッ素を正しく取り入れられていそうでしたか?

むし歯予防のために是非実践してみてください🙂

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