子どものお口のために出来る「虫歯予防」以外のこと

こんにちは、いちろう歯科保育士の水野です!

 

ご家庭でのお子さんのお口のケアで大切なことって何だと思いますか?

・むし歯にならないように親が仕上げ磨きをすること

・自分で歯磨きできるよう手助けすること

・おやつや食事のリズムを正しく作ること

もちろんそれも、とっても大事!

 

ただ、見落としがちなことでお子さんのお口を守るために親だからこそ出来ることがあります。

それは、お口の機能を育てる手助けをすること

 

将来のお子さんのお口の健全な環境を守り、本来の発達を促すことを「口育」といいます。

 

・いつもポカンとお口を開けている

・硬いものが噛めない

・水分がないと食事が飲み込めない

 

それはお口の機能が上手く使えていないサイン

もしそれがお子さんにとっての「当たり前」となってしまうと、成長していくにつれて弊害が現れてきます。

お口が正常に発達していくことは将来のQOLを守ることにも繋がっていきます。

顎は口腔周囲筋の力が複合的に影響しあう中で発達してくため、ひいては将来の歯並びにも影響を及ぼします。

 

口腔周囲筋のバランスに難があると……

「よく噛もうね!」

「お口を閉じてね!」

「早く食べようね!」

言って聞かせるだけでは、気合だけではなかなか難しい……。

良く噛んでしっかり自分の力で飲み込み、いつもお口を閉じておく。

それは「哺乳する・食べる」という行為を経験しながら成長する中でお子さんが身に着けていく技術です。

 

口腔周囲筋のバランスの崩れは乳児期~幼児期に始まると言われており、お子さんの年齢のステージによって気を付けてあげるポイントも変わってきます。

「うちの子いつもお口を開けている気がする」

気づいた時からサポートを始めましょう!

 

乳児期に気を付けていただきたいポイントは主に以下の2点。

①しっかりと口腔周囲筋を使う哺乳の仕方

②歯の生え方に合わせた離乳食の与え方

 

食事についての問題が生活環境に大きく左右される幼児期においては食事環境に配慮しつつ咀嚼機能を高めていくことが重要となります。

奥歯も生え揃い、すりつぶすのも上手になってくるのは幼児期から。

 

また、お口周りを鍛える有名な改善方法に「あいうべ体操」があります。

簡単だけど効果的。

ぜひお子さんと遊びながら生活に取り入れてみてください。

 

また、当医院の小児歯科治療や年齢ごとに気をつけたいポイントについてこちらのページでも紹介しています。

 

「もっと詳しくしりたいな~」

「こういう時はどうしたらいいんだろう?」

そんな疑問は、是非いちろう歯科で解決してくださいね🎵

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