インビザラインで口ゴボは治せる?治療期間や費用も解説!

こんにちは。名古屋市天白区にある歯医者「医療法人IDG いちろう歯科・矯正歯科」です。

インビザラインのマウスピース

口コボが気になり、鏡を見るのがストレスと感じる方もいるかもしれません。口ゴボの改善を希望している場合「インビザラインで治療できる?」「インビザラインの治療だとどれくらいの期間や費用がかかる?」と疑問に思うこともあるでしょう。

本項目では、口ゴボを放置しておくと起こり得るリスクや口ゴボの原因、インビザラインでの治療法について解説します。

口ゴボとは?

口ゴボの人

口ゴボは、横から見たときに口元が前方に突き出ている状態のことです。口元が鼻と同じくらいの位置、もしくは鼻よりも突出しているように見えます。医学的な言い方ではありませんが、口元の状態を表すときに使用されている呼び方です。

口ゴボだと、正面から見たときに鼻の下から口元が膨らんで見えます。そのため、ほうれい線が目立ち老けて見えることがあります。サルのように見えこともあり、見た目を気にする人も少なくありません。

理想とされる顔のライン

鼻先から顎までを線で結んだ線のことをEラインと呼びます。理想的なEラインは、鼻先から顎までを線で結んだ線の中に、口元がある状態とされています。

Eラインが理想的だと横顔が美しいとされており、矯正治療で目指す口元の基準にもなります。

口ゴボが与える影響とは?

上記でも触れた通り、口ゴボだと見た目を気にする方が少なくありません。見た目だけではなく、下記のリスクも伴います。

  • 発音しづらくなる
  • 顎関節症のリスクが高くなる
  • 虫歯や歯周病のリスクが高くなる
  • 胃腸に負担がかかる可能性がある

口ゴボの方は歯並びや噛み合わせが悪いことも多く、発音や噛み合わせに影響が出ます。噛み合わせに問題があると、顎に負担がかかるので顎関節症のリスクが高くなるでしょう。顎に痛みを感じたり噛めなくなったり、口が開かなくなったりします。

しっかりと噛めないため、胃腸に負担がかかることも少なくありません。また、口呼吸になることが多いため口腔内が乾燥します。虫歯や歯周病の原因となる菌が繁殖しやすいなど、さまざまなリスクが伴うでしょう。

口ゴボの原因とは?

頬杖をする人

口ゴボになる原因はいくつかあります。口ボコになる主な原因を4つご紹介します。

生活における癖が影響している

生活における癖が影響して、歯並びや顎の骨に影響を与える可能性は少なくありません。口ゴボになる生活における癖の一例は、次のとおりです。

  • 頬杖をつく
  • 舌で歯を押す
  • 唇を吸う・噛む・突き出す
  • 指しゃぶりをする
  • 口呼吸をする

頬杖をつくと、歯に一定の力が加わり歯列不正の原因になります。舌で歯を押したり、舌を噛んだりする癖や、唇を噛む癖などがあると、出っ歯になるなど歯並びに影響します。

指しゃぶりも同様に、歯に継続的に力をかけるため歯列不正の原因になります。口呼吸だと、口元の筋肉が緩むので口ゴボになるリスクが高くなるでしょう。

不正咬合

出っ歯を始めとする不正咬合や、噛み合わせが悪いなどの状態が横顔のラインにも影響し、口ゴボになることがあります。不正咬合は、上記のように癖が原因で起こることもありますが、顔の骨格や歯の大きさが遺伝して歯並びが乱れることも少なくありません。

特に、両親のうちどちらかが口ゴボの場合、子供も口ゴボになるリスクがあるでしょう。

下顎の大きさや位置に問題がある

顎の大きさや位置に問題があると、全体的に噛み合わせ・歯並びが崩れ口ゴボになる可能性があります。特に、上顎の骨格には問題がないのに、下顎が小さく後ろに引っ込んだ状態になっていると口ゴボになるでしょう。

アデノイド顔貌

アデノイド顔貌とは、鼻の奥と喉にあるアデノイドというリンパ組織が肥大している方に見られる顔つきです。これが原因で、口ゴボになることがあります。

2歳から6歳の頃に免疫機能が過剰に反応すると、アデノイドが肥大化し鼻呼吸が難しくなる症状が起こります。結果的に口呼吸になり、口周りの筋肉が衰えるため下顎が通常通りに発達せず口ゴボになるのです。

インビザラインで口ゴボは治せる?

インビザライン治療

口ゴボは、症状によってインビザラインで治せる場合と難しい場合があります。基本的に、軽度の不正咬合が関係している場合はインビザラインで治療できる可能性が高いです。

反対に、外科的治療が必要な症例は、インビザラインでは治療できないでしょう。本項目では、インビザラインで治せる口ゴボの症例と難しい症例について解説します。

インビザラインで治せる口ゴボの症例

インビザラインで治せる口ゴボの症例は、次のとおりです。

  • 歯並びが問題で口ゴボになっている場合
  • 歯並びの乱れが軽度の場合

出っ歯など、歯並びが原因で口ゴボになっている症例で、症状が軽度の場合インビザラインで治せる可能性があります。

とはいえ、本当にインビザラインで治せる症状かどうかは、歯科医師が判断します。精密検査をして、歯並びの状況や骨格などを詳しく確認した後で診断する必要があります。

インビザラインでの治療は難しい口ゴボの症例

インビザラインだけで口ゴボを治療するのが難しい症例は、次のとおりです。

  • 抜歯が必要な症例
  • 歯並びの乱れが重度の症例
  • 顎の骨の手術が必要な場合

抜歯や顎の骨の手術など、外科的処置が必要な症例はインビザラインで改善するのは難しいでしょう。歯並びの乱れが重度の症例もインビザラインだけで治療するのは難しいです。

まずは抜歯や顎の手術をした後で、インビザラインによる矯正を行うことはあります。歯並びの状況によっては、ワイヤー治療のほうが向いていることもあるかもしれません。

インビザラインで口ゴボを治すためにかかる期間

インビザラインで口ゴボを治すためにかかる期間イメージ

インビザラインで口ゴボを治すためにかかる期間は、歯並びや噛み合わせの症状によって異なります。一般的には、3か月〜3年でしょう。

インビザラインだけで治療が可能な症例で、前歯だけを部分矯正する場合は3か月〜1年で終了することも少なくありません。全体矯正をする場合は2年〜3年かかります。

抜歯や骨格の手術など、外科的処置が伴う場合は3年以上かかることも少なくありません。症状によって大きく変わりますので、治療を開始する前にある程度の治療期間について確認しておきましょう。

インビザラインで口ゴボを治すためにかかる費用

インビザラインで口ゴボを治すためにかかる費用イメージ

インビザラインで口ゴボを治すのにかかる費用も、症状によって異なります。症状が軽度で、インビザラインの部分矯正だけでの治療が可能な場合、30万円〜60万円でしょう。全体矯正で治療する場合は、80万円〜100万円ほど必要になります。

抜歯や外科的手術が伴う場合は、外科的処置の金額が追加されます。特に骨の手術が必要な症例だと、インビザラインの費用とは別に100万円〜200万円の治療費が必要になることが多いです。

インビザラインの費用や手術の費用とは別に、精密検査や通院、保定装置などの費用も払わなければなりません。治療計画を立てる際に、合計でどれくらいの費用がかかるのかについても確認することが重要です。

まとめ

横顔がきれいな人

「口ゴボだと見た目が気になる」という理由で、インビザラインを希望する方は少なくありません。口ゴボで噛み合わせや歯並びが悪いと、見た目が悪いだけでなく、顎の骨や胃腸、発音などにも影響が出ることがあります。

健康的な生活を送り、食事も会話も楽しむためにも、噛み合わせや歯並びは治療したほうが良いでしょう。歯並びや噛み合わせが良くなると、横顔のラインも整います。結果的に、見た目にも自信が持てるようになり、気兼ねなく笑えるようになるかもしれません。

横顔のラインや口元の状態が気になる場合は、まずカウンセリングで悩みや不安な点を相談し、自分の症状にあった治療法を見つけましょう。

インビザラインを検討されている方は、名古屋市天白区にある歯医者「医療法人IDG いちろう歯科・矯正歯科」にお気軽にご相談ください。

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