こんにちは。名古屋市天白区にある歯医者「医療法人IDG いちろう歯科・矯正歯科」です。皆さんは寝る前につい夜食を食べてしまったという経験はございますか?日中のストレスやご褒美として寝る前に甘い物を食べるという方も多いかと思います。それによりどのようなリスクがあるのか今回はお話していきます。
目次
就寝前は虫歯になりやすい?
就寝時は虫歯や歯周病にかかるリスクが1日の中で最も高くなります
・就寝中は唾液の分泌が大幅に減少します。唾液には虫歯を予防する働きがありますが、弱まると口内の細菌が繁殖しやすくなります。
・食べ物の糖分や酸が口の中に残ったまま寝ると虫歯菌や歯周病菌のえさとなります。そのため寝ている間に菌が活発になり虫歯や歯周病のリスクが大幅に上がってしまいます。ダラダラと食べ続けたり、食べた後に歯磨きせずに寝落ちしてしまうという方も注意が必要です。
寝る前に食べない方がよいもの
・甘いお菓子・ジュース:糖分が虫歯菌の餌になります
・お酒:口が乾き唾液の量が減少し、虫歯菌が繁殖しやすい環境になります
・酸っぱい物・ヨーグルト飲料等:酸でエナメル質が溶けやすくなります
・炭酸飲料:酸性+糖分で虫歯になりやすい状況となります
寝る前に歯磨きしたら安心ではない
先程挙げたものを寝る前に摂取し歯磨きをしたら大丈夫だと思いがちですが、実は歯磨きをしても虫歯のリスクが減るわけではありません。まず歯磨きだけでは完全に汚れを取ることはできません。フロスなどを併用しより丁寧に磨きましょう。
また食事をするとお口の中は酸性に傾き虫歯になりやすい状況になります。その後唾液の成分によりアルカリ性になりますが、就寝時は唾液の量が減ってしまいます。そのため歯磨きをするだけでは安心できる状況を作ることは難しくなります。
就寝前の虫歯対策
・就寝前は飲食を控える
就寝30分前には飲食を終え、それ以降は控えるようにしましょう。就寝時に虫歯菌が繁殖しやすい状況を避けるためです。
・就寝前に歯磨きをしっかり行う
就寝時に歯磨きとフロスなどを使い歯と歯の間の汚れもしっかり取り除くようにしましょう。
・キシリトールガムを噛む
就寝前にキシリトールガムを噛むことにより唾液の分泌を促し虫歯菌の活動を抑えることができます。砂糖を使用している物は避けるよう注意しましょう。
まとめ
就寝時のお口の中は虫歯菌が活発になる状態になります。日頃の習慣やお掃除を見直し虫歯にならないように気をつけていきましょう。
またどうしても就寝前に甘い物が食べたい!という方、当院でキシリトール100%のガムやグミ等のお菓子を販売しております。砂糖を使用していないため就寝前や歯磨き後に安心して食べていただく事が可能です。期間限定でバレンタインなどにチョコレートなども販売を行っております。ご来院の際は是非チェックしてみてください。