口臭検査は歯医者でするの?検査内容・流れ・費用を徹底解説!

こんにちは。名古屋市天白区にある歯医者「医療法人IDG いちろう歯科・矯正歯科」です。

口臭が気になる女性

口臭は現代人の悩みトップ3にも入っており、ある調査によると10~70代の方の約8割が口臭に悩んだ経験があるとされています。

しかし、口臭の治療目的に歯科医院を受診する方の割合は1割程度と言われていて、実際に検査や治療に踏み出した方は少ない傾向にあります。根拠もなく悩むのではなく、実際に検査をしたうえで、必要であれば治療をすることが望ましいといえるでしょう。

本記事では、世間ではあまり知られていない口臭検査について、内容や費用を詳しく解説します。口臭で悩んでいる方はぜひ参考にしてください。

参照元:公益社団法人 日本歯科医師会「10代〜70代の男女1万人に聞く、お口の臭い検査」

口臭検査とは?

口臭が気になる女性

口臭検査とは、目に見えない口臭を可視化するための検査のことです。お口の臭いに悩んでいても、本当に口臭があることもあれば、自身が臭うと感じているだけで実は全く臭っていないこともあります。

しかし、臭いの感じ方は人それぞれの為、本当に臭っているかどうかの判断はしにくいといえます。口臭検査を受けて口臭を可視化すれば、口臭の有無を客観的に判断でき必要な対策がとれるのです。

口臭検査は歯医者でするの?

口臭検査について相談している患者

口臭検査はどこでできるのかわからないという方も多くいます。口臭検査は、主に次の3か所で行うことができます。

どこで口臭検査が受けられるのかわからないという方は、ぜひ参考にしてください。

口臭外来

大学病院など、主に規模の大きい病院や基幹病院にあります。専門医が在籍しており、専門的な機器が用意されていて本格的な口臭検査が受けられます。

ただし、開院している時間や曜日が限られていることが多いです。病院によっては週に1回午前中のみなど、受けられる時間が非常に短く予約も埋まりやすいケースもあります。

また、大きな病院は敷居が高いと感じる方も多いため、受診を躊躇されやすいでしょう。

自宅

口臭検査は、実は自宅でも行えます。口臭検査キットを活用すれば、口臭の程度を可視化でき自身に口臭があるのかどうかが分かります。

息を吹きかけるタイプと、規定量の水で口をすすいで試験薬の色の変化を確認するタイプがあります。口臭検査キットはインターネット、もしくは歯科医院で購入できます。

手軽に自身の良いタイミングで検査が受けられる半面、正確さについては歯医者や口臭外来の機械よりも劣ります。

歯医者

口臭検査を最も気軽に受けられる場所が歯医者です。歯医者は全国に数多くあり、事前予約をすれば自分の希望する日に気軽に行きやすい場所といえます。加えて口臭検査のためのさまざまな検査機器を取り揃えているところが多く、正しい検査結果が得られます。

口臭外来は敷居が高くて行きにくい、あるいは、希望日に予約が取れないというケースが多いです。また、セルフチェックでは本当に正しい結果が出ているのか不安になる方もいます。

口臭検査をすぐに受けたい、口臭について気軽に相談したいという方は、まず歯医者で相談してはいかがでしょうか。

口臭検査の内容

唾液検査をしている女性

口臭検査はどのようなことをするのか、内容がわからず不安で受診を躊躇される方も多くいます。ここでは、口臭検査ではどのようなことをするのかについて解説します。

ただし、口臭検査の内容は歯医者によって異なるため、必ず受診予定の歯医者へ確認しましょう。

口臭測定器

口臭測定器は、口臭の原因となるガスを測定するものです。口臭の原因は、硫化水素・メチルメルカプタン・ジメチルサルファイドで、これらを3大ガスと呼びます。口臭の約8割はこれらが原因とされています。

5分程度で結果が出るものもあるので、気軽に受けられるでしょう。

唾液検査

口臭検査と同様に、多くの歯科医院で行われる検査です。唾液には様々な成分が含まれており、口臭の原因となるものも存在します。唾液検査で細菌の有無や含有量を調べ、口臭の原因を突き止めるのです。

細菌検査

特殊な顕微鏡を使って、口臭の原因となっている細菌を見つけ出す検査です。唾液検査とセットで行われることが多いですが、細菌検査は歯周病や虫歯の検査の1つとして行うところが多く、歯科医院によっては口臭の検査目的では行わないこともあります。

口臭検査の流れ

口臭検査について説明してもらっている患者

口臭検査は他の治療と同日に行えないこともあるため、虫歯治療などとともに口臭治療も考えている方は予め歯科医院に確認しましょう。別日に予約をして検査を受けなければならないケースもあります。

口臭検査は、主に2段階に分けて行っていきます。ここでは、必要な事前準備と、口臭検査の流れを解説します。

事前準備

口臭検査は、一般的に受診してすぐにできるわけではなく予約が必要です。また、口臭検査前には注意しなければならないこともあります。

まず、検査数日前から常用薬の使用を控えましょう。持病に悪影響を及ぼすリスクが高いなど、事情がある場合は歯科医師に相談してください。検査の直前には激しい運動を控えます。

歯磨きや飲食のタイミングにも注意しましょう。口臭検査を受ける2時間前までには、歯磨きと飲食、洗口液の使用を控えてください。

他にも、歯医者によって事前準備が必要だったりなどがありますので必ず事前に確認しておきましょう。

第1診

第1診では、事前に書いてもらった問診票を参考に、患者さまから口臭の状況をヒアリングしていきます。自覚だけでなく他覚の有無や、口臭を発生させる要因となる疾患に罹患していないかについても、ここで確認します。

また、口臭が強い場合、舌が汚れていることで起こっている可能性も考えられ、口臭の原因となる部分はないかを視覚からもチェックしていきます。

第2診

第1診を経て、詳しい検査が必要と判断された場合には口臭検査機器を活用し、口臭の原因となる揮発性硫化物の有無や程度を確認します。また、細菌検査を始めとした精密検査も、このタイミングで行います。

第2診で得られた検査結果により、治療をするかどうかを判断します。

口臭検査の費用

口臭検査の費用イメージ

口臭検査は第1診察は保険適用となるケースが多く、3,000~4,000円程度で受けられることがほとんどです。第2診になり、検査機器を使用すると保険適用外となることもあります。この場合、使用する検査機器によって費用が異なります。

細菌検査、唾液検査、レントゲン検査、口臭検査機器による口臭検査、全て併せて3~5万円程度が相場と考えておいてもよいでしょう。唾液検査のみ、口臭検査のみであれば、数千円で受けられることもあります。

これらの検査をした結果、口臭が病気によるものであった場合は、この後の口臭治療はすべて保険適用となります。病的な理由ではなかった場合は、この後の治療も保険適用外となります。

また、歯医者によっては検査をパック化しているところもあります。1つの検査に対して費用を請求するところもあるため、総額がいくら程度になるかは、検査前に歯科医師へ確認しておきましょう。

まとめ

口臭が気にならず笑顔の女性

口臭が気になるけれど、本当に臭っているかわからないという場合には、口臭検査を受けると良いでしょう。自身の口臭を数値で可視化でき、口臭の有無と程度が分かります。

口臭検査は自宅でも大きな病院でも受けられますが、予約の取りやすさやその後の治療のことを考慮した場合には、歯科医院で受けると良いかもしれません。

ただし、歯医者によっては口臭検査をしていないところもあるため、受診予定の歯医者へ確認しておきましょう。

口臭検査を検討されている方は、名古屋市天白区にある歯医者「医療法人IDG いちろう歯科・矯正歯科」にお気軽にご相談ください。

当院は、健康なお口=健口から健康を創り出す歯科医院として予防を中心とした歯科医療を提供しています。予防歯科や小児矯正、マウスピース矯正だけでなく、虫歯・歯周病治療やホワイトニング、入れ歯、歯科ドックなども行っています。

当院のホームページはこちらWEB予約も受け付けておりますので、ぜひご活用ください。

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