フッ素について

こんにちは!いちろう歯科、管理栄養士の鬼頭です(^^)

 

前回までは院長のコラムでしたが、今後はスタッフで月に2回ずつ歯科の知識を共有出来たらな、と思いますのでよろしくお願いいたします!

 

いちろう歯科はドクター、衛生士、アシスタント、クリーンキーパー、保育士、管理栄養士など様々な役割に分かれているのでそれぞれの立場からの情報を発信していく予定なので楽しみにしていてください♪

 

 

今回は「フッ素」についてお伝えします。

フッ素は虫歯の予防として歯に塗るというイメージをお持ちの方は多いと思います。

実際に当医院でも必要に応じて3~4か月に一度予防処置で見えた方にはお塗していますが、フッ素は体を作るのにとても大切なものという事はご存じでしょうか?

そもそもフッ素は必要微量元素の1つです。

必須元素とはそれが不足すると健康を保てなくなり、生命の維持にも関係する元素をいいます。中学校や高校で習った化学式を思い出してみると、

水素(H)と酸素(O)から水(H2O)がつくられ、ナトリウム(Na)と塩素(Cl)から食塩(NaCl)がつくられますが、水や食塩は生きていく上では必要です。

他にも、イメージしやすいものでいえば、必須微量元素に分類される鉄(Fe)は酸素を運ぶために絶対に必要なヘモグロビンの中心的な存在ですし、I(ヨウ素)は甲状腺の機能にとって重要であり、欠乏症では甲状腺腫を起こすことで知られています。

 

この必須微量元素に分類される元素にフッ素(F)があることは、一般にはあまり知られていませんし、必要とされる「フッ化物」は微量ですが、からだのとくに歯や骨をつくる石灰化には欠かせない物質です。

 

そして、先ほど出てきた「フッ化物」についてですが、

「フッ素」は元素名であり、水や食品中の無機のフッ素は「フッ化物(fluoride)」という違いがございます。

なので、歯科でお塗している「フッ素」と普段言っているものは実は「フッ化物」のことを言うのでぜひ覚えておいてください!

 

また、「フッ素は体に悪いのではないか?」と心配される方もいらっしゃると思います。

必要量を守っていただければ歯医者でお塗するフッ素は有害ではないので安心なさってください♪

食品中のフッ化物量をみてみると、食塩やお茶、魚介類など、いろいろな食品中に含まれているので、私たちが知らずに日常口にしていることも珍しくありません。

ただ、食品から摂取したとしてもお口の中に停滞しないと虫歯予防にはならないですし、かといって歯磨きをしないで食べかすが残っていると虫歯のリスクも高まるので定期的な歯科医院の受診をオススメします。

 

当医院にもぜひ足を運んでいただければ嬉しいです!

コラム一覧へ

ページの先頭へ戻る